大隈候と新宿御苑とクラウンメロン

萩原章史 男の料理

仕上げ前、水を切って根の力を鍛える!

仕上げ前、水を切って根の力を鍛える!


大隈重信は人生125年説を唱え、
日本人で最初にマスクメロンを食べ、
最初にマスクメロンを栽培した人物と言われています。

マスクメロン協会を設立し、
早稲田の庭園でマスクメロンの品種まで作っています。
※品種名は早稲田

大隈候は大正9年7月にマスクメロンの試食会を開催し、
同年、新宿高野もマスクメロンの店頭販売を初めています。

現在の新宿御苑は内藤植物園と呼ばれ、
内務省が世界中から、様々な農産物の種や苗木、
畜産の品種を集め、研究をしていました。

マスクメロンも新宿御苑の地で研究され、
その研究情報が近くの早稲田の大隈邸に伝えられ、
早稲田の地でマスクメロンが栽培されていました。

ここ数十年間、マスクメロンの王座を譲らないクラウンメロンも
その頃に誕生しています。

真冬なのに圧巻の日照!ガラス張りピカピカの温室だからメロンが育つ!

真冬なのに圧巻の日照!ガラス張りピカピカの温室だからメロンが育つ!


温室メロン栽培を最初に手がけたのは大正13年。
その後、大戦の混乱などもありましたが、昭和30年代からは、
日本一と言わる産地となり、
現在もその王座は揺るぐことはないです。

左が井口さん、右が私(萩原)

左が井口さん、右が私(萩原)


私が訪ねたのは、クラウンメロン界に君臨する絶対王者と呼んでも過言ではない、
生産部長の井口さんの温室です。
井口さんは19年連続で最高単価を記録しています。

う〜ん!まさに唸る味

う〜ん!まさに唸る味


詳しいレポートは別に書きますが、19年トップは半端ないです。
つまり、外れがない美味なのです。

真冬なのに圧巻の日照!ガラス張りピカピカの温室だからメロンが育つ!

クラウンメロンは自家採種して秘伝の血筋を冷蔵庫で保管!


クラウンメロンは年に何と4回も品評会を開きます。
先頃、スカイツリーで開かれた品評会でも、井口さんは最優秀賞でした!
私も審査員でした。

私が訪ねた情報も紹介されています。

・品評会最高評価、井口さんの『クラウンメロン』は→こちら

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