拝啓 中国に住むことになりました vol.5

スタッフブログ

ひょんな理由で中国に住むことになりました、スタッフ田中です。

先日、広州でも大きな海鮮市場へ行きました。

1番気になっていたのは市場の臭いですが
築地とさほど変わりませんし、雰囲気もなんとなく似ています。

少し違うのは基本的には生きたまま販売しているということ。
中国では生きたまま売ることに価値があるのでしょう。
ずらりと並んだ水槽の数々。
魚を生きたまま運んでくるトラックが続々と横付けされ、
水槽にどんどん移していく光景が沢山見られました。
まるで水族館のようでした。

昼すぎから大体、観光客相手という雰囲気で、
夜中の3時まで海鮮料理レストランも営業しているので、
市場はほとんど静まることはないです。

見たこともないような海鮮品がずらりと通り沿いに並べられ、
売り子がどんどん客を捕まえては値段交渉をしていきます。

ちょうどサンショウウオを水槽に運搬しているところを通りかかり
パシャリと写真を撮ることが出来ました。
大きなウーパールーパーみたいでグロテスクです。
中国人は本当に何でも食べるんだな。

魚店では許容範囲を超えた魚がみっちり入れられた
何段にも重なった水槽...
川魚専門店に、鰻専門店(まるっと太った立派なうなぎが沢山!)、
ピラニア専門店など、魚も種類別。
写真は川魚専門店。

気になっていたのが海みみず。
ユムシ(螠虫)と呼ばれ、韓国のものよりもっと気持ち悪い見た目です。
中国人が群がって買うので安いし人気なのだと思います。
旦那は気が進んでいなかったですが、私は食べてみたい!
北海道の一部でも食べられているようです。
ということで購入すると、売り子のおばちゃんがその場で手早く棒を使い
内臓を水で洗い流すと、貝のような見た目になります。

さて、購入した食材を持ち調理レストランへ向かいます。
アジアでよく見るのが
観光客相手の海鮮売り場と併設されている海鮮レストラン。
きれいにディスプレイされた水槽が並んでいる建物の2~3階は海鮮レストランになっています。
これはなかなか日本の市場では見られませんが、
生きた海鮮を水槽で選んで購入したらそのまま上のレストランで食べるというものです。

階段状になった水槽をひょいひょいと歩きながら売りさばく店員。
もちろん、きれいに並べられた水槽の海鮮品は高い!
市場の奥で買ったほうが安いですし、持込みも問題ないので、
市場の中で海鮮品を買い込みました。

レストランでは「刺身」か「炒め」か「蒸し」を選び
500g単位で価格が上がっていくシステム。

味付けも選べますが、おすすめで頼むと、
白酒や紹興酒などの酒と醤油を使った油炒めが多いです。
日本人でも美味しく食べれる味付けです。

今回購入した、
アワビの白酒蒸し。
柔らか~い!

かさごの一種と思われる魚の蒸し焼き。
油がたっぷり乗っていて身も凄い弾力!
食べ応えバツグンの肉質がたまりません。

気になるユムシのボイルもやし添え。
小籠包のように酢醤油をかけて食べます。

コリコリとした食感でミル貝のよう?
見た目以外は気にならないです。

私の出身地「青森」では
市場で食べたいものをご飯に好きなだけ乗せて食べる「のっけ丼」が有名です。
市場らしい体験型の売り方もいいなぁと想像をめぐらせられました。

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