1日3食必要?毎食の栄養バランス必要? – 男の料理の真髄 第2話

萩原章史 男の料理

栄養学は非常に重要だけど、毎食神経質になる必要はあるのだろうか?
1年365日 季節季節の食材を食べる
飲みすぎたら、数日は控える 食べすぎたら、数日は控える
1年の春夏秋冬で帳尻合わせれば良いと私は考える

様々な食材にどんな栄養素や必須ミネラルが入っているのか?
参照データは存在する。
しかしながら、目の前にある食材がそのデータと同じ保証は全くない。

旬ではない食材、鮮度劣化した食材、加圧や加熱で組成が壊れた食材、品種の違い、農法の違い、調理法の違い等、様々な条件により、その時々の全ての食材の本当の栄養学的価値は違うはず。
であるのに、毎食、神経質に5色になっているか?
とか、カロリーがどうのこうのと考える必要はあるのだろうか?

体重と身長で必要なカロリーを算出しても、運動量も筋肉量も違えば、必要なエネルギーは全く違うので、自分の身体に聞きながら、良質な筋肉と骨と血液のために必要なものを意識して、血管や内臓の健康を慮って、生活習慣を磨くことで十分だと思う。

和食の例1

私は3ヶ月に1度の血液検査を欠かさない。
様々な血液成分の数値についての医学的知見を持てば、自分の習慣をどう改めるのかは簡単にわかる。
あとは、様々な必要な習慣を身につけて、自身のアンチエイジングのために、パワーアップ(筋肉貯金)して、ストレッチで血流改善や怪我の予防をすれば良い。

体幹を鍛えるのは非常に重要。
歳をとると、躓いたり、転んだりが一番危ない。
体幹を鍛えていれば、階段の2段飛ばしでも、時速9キロの高速歩行だってできる。

結果として、有酸素運動もできるし、内臓脂肪も落ちるし、コレステロールの値だって改善できる。
基礎代謝も増えるから、太りにくくなるし、脳も心なしか冴えるはず。

人間は動物。腹が空いたら食べるのが基本!
体調が優れなくて食欲がないのは、脳が胃腸を休ませ、消化に使うエネルギーを他に回せと指令を出しているからだ。

和食の例2

365日、季節の生の素材を料理して、食品添加物とは無縁の食生活を守る。
野菜や海藻や豆類をたくさん食べて、肉も魚も食べる!

ジャンクフードは食べない!
食べたくなったら、自分で作る!良質な油でポテトフライを作れば良い!
良質な素材でピザではなくピッツァを作り、良質なオリーブオイルたっぷりで食べれば良い!

自然界に存在しないものは口にしない。
塩分は控えめ。人間の味蕾細胞は2週間で生まれ変わるから、2週間で減塩は慣れる。味噌汁以外は極力、汁は飲まない。

野菜から食べる!
でも、酒はしっかり飲む!

数千年の食生活が日本人の腸内フローラを最適化してきた。
だから、日本人は極力日本の素材を食べるべきだ。

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