私たちが三陸に来た当初に出会い、ずっと復活を待ち望んでいた漁師さんの「牡蠣」がいよいよ出荷間際まで育ってきました。
南三陸町の伊里前湾で育てた牡蠣ですが、「最高の状態に仕上がってきた。自信を持って食べさせられる」と言われ、早速船に乗って養殖場まで行き、船上で食べました。
よく、海水で洗ったものを船の上で食べると塩っ辛くて云々といった批評を耳にしますが、そんな評価は全く信用できないくらい美味しかったです。
もちろん、内湾の川から流れてくる真水で、湾内と沿岸では海水の塩分濃度が違うかと思いますが、正直驚きました。
新物と呼ぶべきか、とろりとクリーミーというものでは無く、表現し辛いですが切れのある香りと食感です。
臭みなど一切なく、一口噛んだ瞬間に牡蠣の旨味と甘味が口一杯に広がります。
白状すると、私は数年前までは牡蠣(特に生)が苦手で、味噌煮込みうどんも牡蠣抜きで食べていた程の牡蠣嫌いでした。
都内のそこそこのお店でコース料理に出てきた生牡蠣も、食べたは良いが飲みこめなかった位です。
産地補正を入れても、自分にとっては感動的で「うまい」と感じる牡蠣でした。
特に宮城県では生の出荷が多いため牡蠣の出荷にあたっての規制が厳しく、出荷できるようになるにはもう少し時間が掛かりますが、体制が整い次第是非ご紹介をしたいと思います。
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