20年もの歳月を費やして開発された青森シャモロック
20年間の改良の主たる目的は、
肉や骨(出汁)がうまい!丈夫(病気に強い)!軍鶏の闘争心の弱体化!
様々な掛け合わせを試して、この目的に合致した血統が生まれた。
父は「横斑シャモ」、母は「速羽性横斑プリマスロック」このF1がシャモロック!

父の横斑シャモは、闘鶏のために磨き上げられた軍鶏(シャモ)を基に
青森県が開発した独自品種。軍鶏に横斑プリマスロックを掛けて生まれた鶏に、
7代にわたり軍鶏を交配して軍鶏の血を濃くしたもの。
計算すると僅か0.39%の横斑プリマスロックの血筋しか残っていない。
ほとんど軍鶏の血筋なのに、喧嘩っ早いオスの軍鶏の闘争心が弱くなる。
母の速羽性横斑プリマスロックは、肉質が良く、ダシも良く出る横斑プリマスロックの、成長が遅く、病気になりやすい弱点を克服するために、改良した独自品種。
速羽性(早く羽が生える)の白色プリマスロックの遺伝子を導入して弱点を克服した。
シャモロックに限らないが、鶏は成長するとオスとメスでかなり違いがでる。
牛や豚のように去勢しないから、特にオスはオスらしいワイルドな食感と味と香りが
楽しめる。

その点、六戸町で食べたシャモロックは秀逸!
理論的には軍鶏のDNAは同じ比率かもしれないが、個体差は当然ある。
強いオスは餌場の王者になるから、当然、育ちは良い!

鶏舎のオスのシャモロックから選抜した強い(立派)やつをさらに飼育。
抗菌性飼料添加物は一切使用せず、出荷前2週間は「ガーリック粉末」を添加した
特別飼料を与え、力士のチャンコではないが、戦う力をパワーアップ!

強い軍鶏のオスの強靭な筋肉はうまみの宝庫!
闘鶏用の軍鶏の味を感じさせるが、食感はかなり柔らかで、実にうまい!

メスの脂と柔らかい食感が好きな人が多いのは事実だが、
私はこのアスリートの魂を感じる肉の方が好み。特にもも肉は秀逸。

アスリートだから内臓もうまい!

脂肪肝とは程遠い!砂肝もハツも締まっている。

どの部位も含水量が少なく、鶏臭さとは無縁。

気候変動のため暑すぎて、日本中の養鶏場は苦労しているが、
山背が吹く南部地方はシャモロックにとっては過ごしやすい環境。
環境が良ければ、鶏も幸せで、結果、うまい肉になる。
また食べたくなる味だ。