食文化・マカ担当の井上です。
市全体でマカの生産に関わってくださっている栃木県鹿沼市を訪れました。
鹿沼市は「いちご市」を掲げるほど盛んないちごの生産と、皇室行事や神事に使われる麻、それと香り高い在来種のそばが有名です。
そんな鹿沼市の新たな産業としてマカを考えてくださって今年で2年目、今年の鹿沼マカは驚くべき生育の良さで驚きました。
※生産者の皆様との意見交換
※マカの葉がすくすく成長しています。
今回はマカの生育状況の視察に来たわけではなく(いやそれもあるのですが)、、、目当てはこれです。
鹿沼市にある文石庵(ぶんせきあん)さんが凄いメニューを作ってくれました。
なんとマカを使ったそば、「マカそば」です!
看板まで掲げてくださってる本気さ。ありがたや~!
大根おろしのように、すりおろしたマカを添えるのかな?
と思っていたら、そばにマカの葉と根の粉末を練りこんだ変わりそばでした。
そばの香りを殺さない抜群の比率(企業秘密)で練りこんであるそうです。
店主であり、鹿沼そば振興会長でもある斉藤さんは、マカはそばに「とても合う」と断言して下さいました。
おー!心強いお言葉。
確かにそばの風味も感じつつ、マカの香りが下支えしてより香りが立つ素晴らしい味。これは大変美味です。
元々、鹿沼市では韮そばが有名です。
※サービスで韮を大盛りにしてくれました。。。マカの葉をこういう風にしても良いかも!
韮そばは、そもそもは貧しかった時代のそばのかさ増しだということですが、意外やそばと良くあって、今でも名物として受け継がれています。
斉藤会長は、次の鹿沼の名物は「マカそばにするぞ」と、意気込んでおられました。
素晴らしい。頼もしい。
今後、長いそばの歴史の中でも最大のインパクトになるであろうマカそば。
その始まりを知る生き証人として語り継ごうと思います。