先日、とびっきりのメカジキを気仙沼から買い付けたとの話を聞き、
※上記画像はイメージです
さっそく南三陸町にある「 さかなのみうら 」に足を運びました。
そこで見たものは、メカジキのトロ。
来年(2012年1月)早々に発送開始するメカジキの中トロの部位に近いです。
気仙沼産 『メカジキの中トロ』 約300g ※冷蔵
これは、三陸に住んでる身としましては、買って食べなくては!
私は、関東で生まれ育ったのですが、仕事の関係で北海道や山梨、中部にも住んだ経験があります。
いずれの場所でも、メカジキのトロは売ってなくて、例え陳列していても、
トロを買うならマグロを買うのが当たり前だと思っていました。
つまり、メカジキに対して無意識に「マグロ>メカジキ」と思い込んでいました。
と、言うよりもメカジキを意識して食べた事がありませんでした。
しかし、今回メカジキのトロを食べて、その考えが変わりました。
メカジキを意識して食べた瞬間、背筋に電撃が走りました!
「うわ~こんなに美味しい魚が、部位があったのか!」と、素直に感じたのです。
(若干大袈裟ですかね?(笑))
メカジキのトロは脂が多いのに、マグロと大きく違うのが、クセの無さ。
もちろんマグロのクセは私自身大好きなのです。また、マグロの肉質とは歯ごたえが違うのです。
(刺身にする時は薄切りがおススメです!)
そもそもマグロと比べる事が間違いですがね(笑)
ちなみに、私はメカジキのトロの味を覚えた後、
また食べたくなる欲望にかられています(笑)
あと、刺身にしている時に脂が凄い事に気づいたので600gを二人で食べるのは辛いかも!?
と思ったので、ステーキにしたのですが、画像でわかりますかね?脂が凄く出てきたんですよ。
実は、このフライパン油をひいてないんです。
軽く塩を振って食べたのですが、これまた美味しかったです!
なんて、今回メカジキの紹介ではなくて、メカジキの漁師さんをご紹介する予定でした(笑)
このメカジキを食べた数日後なんですが、我々の仕事上のご縁で、気仙沼の唐桑半島の漁師さんと出会いました。
佐々木さんは遠洋の漁師さんで、漁法は流し網。
船の大きさは19tなんですが、なんと分類は小型船になるようです。
この大きさで小型船って・・・。
中型、大型ってどれだけ!?
流し網について色々勉強をさせて頂いたのですが、一番興味深かったのは、
網の長さです。なんと12キロの長さだそうです。
12キロって、車で走ってもそこそこ時間がかかりますよね。
漁法にも、メカジキの漁も興味深々だったので、漁に参加させてもらおうと思い、
お願いしてみたら、「いいよ。でも3~4日帰って来ないかもよ」
・・・・・・・。
「いつか、漁に一緒に出ます」と話しておきました(笑)
いや、でも本当にスケジュールをしっかり組んで、いつか遠洋にでますので!
その時は、必ずブログを書きます!
今回非常に良い出会いでしたので、佐々木さんのメカジキを販売出来ないか、
流通の仕組みや、加工業者さんを絡めた取り組みを被災地の方々と考えていきます。
浜で水揚げされる美味しいメカジキを、全国に鮮度の良いまま一般流通出来ないかを考えるだけで、
楽しくなってきます!
メカジキ漁師の佐々木さんも含めてですが、
漁師さんと一緒に働いていると、今まで食べた事のない魚や鮮度感をお届けし、
子供達やお魚好きの方々が食べて下されば、きっと新たな食の発見が出来るんじゃないかと
思ってしまう魚や魚料理の発見があるんですよね!
最近気づいたのですが、漁師さんのお母さん達は、皆料理が上手なんですよね。
それは、獲ってきた魚を無駄にしたくない気持ち、毎回魚料理でも飽きないように料理を工夫する。
結果、料理を研究したりご近所さんと料理方法の情報交換をする。
必然的に料理が上手になっていくんです。
しかも、素材が良いので、そこで食べるご飯が美味しいんですよね!
いつか、「漁師の料理レシピコーナー」なんてものが作れたら!なんて、考えています♪
長々と、文脈の無いブログを読んで下さってありがとうございました。