食文化なりの3月11日

うまいもん名物 食の会

食文化・色々担当の井上です。
今年の3月11日は、東北エールマーケットを運営するヤフーさんと
一緒にマルシェを行いました。

わざわざ福島や宮城からも出店者が来てくださり
(後日改めてご報告致します)、
全力を尽くした1日になりました。

 

その日の夜。
食文化なりの3.11の食の会を致しました。
メインディッシュは、


福島・会津の佐藤忠保さんのネギです。

ちなみに、生産者はこの方です。

忠保さんのこのネギは少々変わっていて、
雪に埋まったまま育てられます。
正確には雪が降るまで放っておきます。

収穫するところを見させてもらったのですが、
ネギに当たらないように雪をシャベルで掘り起こす作業は、
本当に手間で大変そうでした。

その後にあぜ道でネギだけのバーベキューをしました。
これが本当に本当に旨かった!

雪の中で凍る寸前まで冷えたネギは、
糖度が上がりとても美味しくなります。
ただ、こうすると雪の重みで曲がったり、
水分で緑の部分が溶けたりし、
売り物にはならなくなってしまうとのことなのですが、
美味しいので農家さんは主に自宅用に少しだけ作っているとの事でした。

 

そのネギを持ってきました!

今日は、会津の忠保さんのネギが主役の食の会です。
主役はネギなので、他の野菜はもちろん、肉や魚も最小限。
ネギを味わい尽くします。


三陸担当、新人松澤。
写真は、叫びながらだと楽しげに写ると助言し素直に応じています。

声が写らなくて残念ですが、「わーーーー」と叫びながら写ってます。
本当に声を出す必要が無いことは次回教えようと思います。



鴨肉と一緒に頬張ります。
鴨の脂を吸ってうまい!
(※注:鴨の脂をたっぷり仕入れ、たくさん入っています。
鴨肉は加盟店の加賀屋さんのもの。)

 

次は焼きます!

今度も鴨と合わせます。
真ん中に脂身をおいて焼いていくと、ドンドン脂が出てきます。

食べる。

あじい!
中から脂を吸った熱いネギが飛び出します。井上です!

 

次は、豚肉で巻いて食べます。

「ねぎカッター」を持参し時間短縮をはかる平野。
結局うまくできず包丁で切る事に。
時間がかかるが、料理修行だと思って頑張っています。

料理には一切参加せず、焼くときのみ女子力を発揮する小滝。
ちなみに写る角度にも指定あり。

食べる。


写真になると緊張するらしい天谷。まぁよし。

 

まだ続きます。
これは、まだ秘密ですがある事業で開発されたレシピ。
それに会津のネギを入れた、
熊本トマトと会津ネギの出会いのすき焼き。

牛肉巻いて食べます。トマトの酸味と甘みが生きてうまい。
今日はよく巻く日です。

福島のお酒も用意しました。

 

3.11を、日本中の皆様が様々な思いで過ごされた事と思います。
我々は会津のネギをたっぷり楽しもうと有志で集まりました。
私(井上)は、3月の上旬に福島の生産者と1泊2日で意見交換をしてきました。
その日の夕食は、福島の野菜と福島のお酒。
それを福島という土地で福島の皆さんと味わった事が、
とても楽しく感動的でした。

1つ1つの食材だけではなく、
こういう「楽しい食卓ごと」提案できないかと考えました。
そうしたら、他に比較されない、その地域固有の魅力になるのではないかと。

それが正しいのか解りませんが、
日本をもっと元気にするため色々と考え続けようと思います。

今年も福島の課題に向き合っていこうと思います。

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