オーブンさえあれば、実はとても簡単なのがローストチキンです。
焼く半日前にはマリネをします。
マリネと言っても、難しいことはなにもないです。
葱のいらない部分、玉ねぎの端、ニンジンの皮、セロリの葉、
月桂樹、にんにくの輪切り、あとはコショウたっぷり、
オリーブオイルとワイン、レモンの輪切りがあれば、それも。
分量も中身も適当で、無いものは入れなくて良いですが、
ニンジン・玉ねぎ・にんにく・月桂樹は必須です。
ただ、ここで塩を入れないことです。
塩が入ると肉が固くなるだけでなく、しょっぱくなれば、
取り返しがつかないです。
丸どりを洗って、よくペーパータオルなどで水をふき取ります。
おなかの中もよく洗うのがポイントです。
大きなビニール袋に鶏を入れて、マリネの素材をお腹の中に
詰め、周りにも入れて、空気を抜いて、しっかりと口を絞ります。
冷蔵庫に入れ、馴染ませますが、できれば、途中で上下を入れ替えると良いです。
焼く3時間前には室温に出しておきます。
焼く前にマリネ素材を取り、塩をお腹の中と皮目に多めにします。
コショウも振ります。
あとは、お持ちのオーブンに合わせて焼くだけです。
マリネ素材も一緒に焼きます。
美味しく作るコツは、上質な鶏を用意すること。
焼きすぎないこと。
オーブンの中に入れておくだけで、
最後はけっこう、火が余熱で通ります。
私は食べきれない分で、サンドイッチやタコスをするのも好きです。
骨からは美味しいスープも取れます。
サイズの大きな上質な鶏は骨からも良い味がでます。
結局、安いブロイラーの若鳥はどんなに頑張っても、
調味料の味でしか味をつけられないので、限界があります。