先日、ご注文頂いていた志津川タコを発送しました。
因みにタイトルの
「○○っちゃ」
は地元の方言です!
当日の朝、歌津石浜の佐藤会長宅へ行くと、いつも一緒に漁に出ている弟さんがいない・・・
おかしいなーと思いつつ、後で合流するんだろうとのん気に船へ向かうと、
やっぱり来ない・・・
手袋をはめて、カッパを着て、エンジンを掛けて、
やっぱり来ない・・・
まさか・・・私に・・・獲れと?
確かにいつも同行してるけど、あくまでもお手伝い。
「弟さんの変わりはできません!」
とは言えないうちに、寡黙に出発
後で聞いたら、弟さんは持病のため短期入院していたそうです。
会長が揚げたカゴに、再び餌を仕込んで海へ投下。
タコが入ってれば掴んでタコ網へ。
手際よくやってるつもりが、手袋が大きく紐を結ぶ作業に手間取ります。
出発前に会長が、
「手袋はそれでいいのか?」
と聞いてきた理由が良く分かりました。
だって、まさか自分が餌を仕掛ける事になろうとは思わなかったんだもの。
揺れる船の上で作業をするというのはやはり大変です。
それか、普段から鍛えていない私の足腰が弱すぎるのか・・・
心の中で悲鳴をあげながら、今回の発送分は獲れてくれと祈りながら
黙々と獲り続けました。
祈りが通じたのか、岩肌が剥きだしになってる沿岸部で多くのタコが獲れました。
浜に戻ると、船上で内臓を取りそのまま塩もみします。
今回は大量でしたので、出荷分だけ頂き、残りは「さかなのみうら」へと旅立ちました。
塩を洗ってようやく加工業者のマルアラさんに届けます。
あとはよろしく!
と、言えるまで半日を要しました。
そんな状況で、漁に出たり塩もみしたりと、漁師さんと一緒に動いていたら、
全然写真が撮れませんでした!