午前中、築地市場を歩き、顔なじみの仲卸にご挨拶。
何か面白いモノないかな?と探していると・・・
生で食べられる白菜を発見!
その名前は「タイニーシュシュ」と言うそう。
「へぇ~」と仲卸の話に相槌を打ちつつ、気になるそのハイカラな名前の由来を尋ねると・・
「知らねぇ」との回答。・・・そうですよね。
「そんなに興味あるんだったら持っていけ」と1袋くれました。(ありがたい・・)
事務所に帰って調べてみますと、英語のtiny(小さいもの)と、フランス語のキャベツなどをさす「シュー」が由来だそう。
「サカタのタネ」さん・・・ちょっと名前がハイカラ過ぎやしませんか?
築地の連中が、ちょいと照れながら言っておりますよ。
それとその仲卸さんがもう1品持たしてくれたもの。
小さな小さなフルーツトマト
群馬のフルーツトマト「藤娘」の、B品
ファースト系のトマト特有のとんがり具合に、見事な白い筋。
これは旨そう。
「摘果しないんですね」と仲卸に聞くと・・・「知らね。」と・・・
そうですよね。知らないですよね。
この人、知らない事が多いのに、目利き力がすさまじく、
市場歴が長い私でも、驚かされる品々を見せてくれます。
実際に食べてみると・・・旨い。このトマトは旨い。
甘さ申し分なく、しっかりと酸味が残り、濃厚なトマトの風味があふれ出る。
口の中の複雑な味わいが調和されるとき、この小さな一粒の実力に敬服しました。
本日ご紹介した品々は、いずれも【非売品】。
偶には・・・という事で、市場のひとときをご紹介致しました。