スタッフの川口です。
うまいもんドットコムではまだ扱ったことのない、『北京ダック』を販売したい!と奮起。
しかし皮の仕上げ、カット、サーブ、余った肉の活用法、調べてもさっぱり分からない。
皮だけ食べるのは北京式、皮に肉もつけて食べるのは広東式だそうだ。
しかし中心部分のお肉はどうするんだろう?
捨てるとも賄いにするとも、なんとなく食べたこともあるような・・
謎は深まるばかり。
というわけで販売前に勉強会を開催することに。
まさにこれから未体験ゾーンへと突入する。
全員の叡知を結集し出来上がった時はもう感動ものだった!
今回は2kg級の大きなものを調達。北京ダックは9割がた出来上がった状態で届く。最後の仕上げはご家庭で行う必要がある。
冷蔵庫に入れず、袋に入れたまま室温で全部で3日間かけて解凍。この時は冬。10℃以下に保たれた弊社の出荷場で解凍を行った。
解凍時に結露が出るので、油はねを防ぐべく、最後の1日は袋からあけ、常温で表面を乾燥させて翌日の本番を待つことに。
低温の油を30分かけ続ける、そして最後は吊るして高温油で5~10分ジャーっと浴びせる。
これが仕上げまでの全工程だ!!!
なんてことはない。
ここから行う油かけの儀式は、要は鴨の皮目と脂身に隙間(空間)を作るための工程というわけだ。
まずは低温の油をかけ続けること30分、ぬるま湯につかった鴨のごとし。
大きな中華鍋とお玉を用意することをお勧めしたい。
一番見せ場となる箇所の撮影を進めるにあたり、注意事項や手順などを確認。皆自ずと神妙な面持ちに。
最後の仕上げ、吊るして高温油で5~10分ジャーっと浴びせる。表面のパリ感を出していく。
仕上がった北京ダックに自ら包丁を入れる瞬間。人生初の体験。
包丁の切っ先を使ってうまく削いでいく。
きゃーっいい感じに出来てる!
カオヤーピンはこんな感じで袋に入っている。
2袋(40枚)で1羽分という量感だった。
カオヤーピンはクレープのように焼き直し。乾燥するとパリッパリになって巻けなくなるので、蒸気当てたりしつつ調整。
この皮がなかなかおいしい。
〆は福建チャーハン。車海老、干し貝柱、椎茸、北京ダック、アスパラ、そしてフカヒレが入っている魅惑の餡なのだ!
※鮑と筍はいれ忘れた(酔っ払ってるから)
北京ダックの皮を削いだ後の肉はどうすればいいんだろう?
その謎がついに解けた瞬間だった。
なんて豪華な〆なんだ。
間違いなく人生最高のチャーハンだったと思う。
北京ダックを食べ尽くす会、最高の経験となった。
お酒は紹興酒を用意したが、脂をくっと洗い流すのに白酒が断然合うと感じた。
というわけで、アジア最大級の食品・飲料専門展示会FOODEXにてとっておきの白酒も確保!
近々販売しますので、楽しみにしていてください。