
うまいもんドットコムの八尾です。
石川県奥能登の名産「阿岸の七面鳥」。
全国でも数少ない国産七面鳥ですが、その生産を支えているのは、現在たった一人の生産者です。
今回、石川県との連携事業の中でその現場を訪ねました。

2026年現在全国に三か所しかないと言われる国産七面鳥の生産加工設備。その一つが、ここ輪島市門前町阿岸にあります。
「阿岸の七面鳥」は石川県のHPにも掲載される名産です。サンクスギビングデー(感謝祭)やクリスマスなど、記念日には地元をはじめ、都内のレストランからもオーダーが寄せられます。

アメリカ原産の七面鳥。本場アメリカから冷凍の肉は出回りますが、生と比べると身質に大きく違いが出ると言います。
また、エサにこだわり、健康に育てることで脂肪が少なく肉の色が濃い、料理人も認める品質に仕上がっています。
唯一の生産者、大村正博さん

阿岸の七面鳥、唯一の生産者 大村正博さんです。
多くの人に七面鳥の美味しさを伝えるため、昭和60年頃から七面鳥の生産を始めました。
当初は仲間たちと組合を作り複数人体制でしたが、現在は大村さんただ一人となっています。
試行錯誤から生まれた仕事道具

日本では七面鳥を扱う文化がほとんどなく、解体や加工も手探りだったと言います。
試行錯誤から生まれてきたのは、特殊な仕事道具の数々。


特にガラを砕くナタは、峰の部分がひしゃげています。これはハンマーで峰を叩きガラを破断するため、この特殊な形になったのです。
大村さんは、ナタは一番の消耗品だと言います。
能登半島地震を乗り越えて

2024年の能登半島地震で、飼育小屋や加工場に被害が出ましたが、生産をやめるという選択肢はありませんでした。七面鳥を待ってくれている料理店やお客様がいたからです。
しかし、地元能登では納めていた飲食店の閉店や、餌代の高騰など苦難もありますが、大村さんは前を向いています。

「まだ、七面鳥の美味しさを知っている人は少ないはず。」
大村さんの想いを我々も何とか実現できないかと様々にお話をいたしました。
大型の窯をお持ちの方は、ぜひ丸鳥でお楽しみいただきたいですが、半羽で食べてみたいという方もいるでしょう。その時、砂肝は?ハツは……?
様々なお話ができました。当店でも大村さんの七面鳥を取り扱い予定です。
夫婦二人三脚で守る、阿岸の七面鳥

忘れてはいけないのが、大村さんを支える奥様の存在。
全国でも珍しい国産七面鳥。大村さんのこだわりを、夫婦二人三脚で実現してきました。
石川県能登、地道にコツコツと七面鳥の美味しさを発信し続ける、大村さん夫婦の挑戦。
どうぞご期待ください。