首を切られても生き続ける生命力は、その身に滋養作用を宿します。
夏待ちきれずに、早くも淡路島の「ハモ」が登場しました!
黒門丸一の活けハモしゃぶ
有名なハモの骨切の工程まで行くには、
活けじめ⇒血抜き⇒腹側から開いて背びれを抜く⇒皮の表面のヌメリを包丁で綺麗にしごく
を経なくてはなりません。そこでまず技が作用します。
もちろんそれ以前にある、良質なハモを競り落とす目利き力からが、
丸一さんの技のひとつである事は言うまでもありません。
そして、3500本もある骨切。
これが素人レベル、いや少し料理の腕に覚えがあるレベルでも困難な作業となります。
身を切らぬよう、ハモ切包丁をリズム良く「シャリシャリ」と・・1匹にいれる包丁の数、何と600回。。
丸一の由井さんは、1日12,000回も、このハモ包丁を入れていきます。
いやはやその集中力・・・凄い。
この丁寧に処理が施された「ハモしゃぶ」は、活けじめの工程から行っておりますので、
新鮮さも共に味わえる一品。
骨切りの技術が作り出す、「淡路島のはもしゃぶ」
夏の訪れを徐々に感じる気温となり、今年も始まりました。